桜の樹勢診断
サクラの健康状態は、サクラの開花時期だけでなく、年間を通 じてチェックすることで診断できます。あなたの大切なサクラは大丈夫?

花から
■花の数
 一個の花芽から花の数がいくつ出ているでしょうか。良い状態で4、5個、旺盛な場合は6個以上のときも。2、3個の場合は衰退気味。
 
■花の色
 ソメイヨシノは微妙に桜色をしていますが、樹勢が弱いと妙に白くなります。他品種でも色が出にくくなると弱っている証拠です。
 
■花の散り方
 潔く散っていればOK。周りが葉桜になっても妙に花が残っている場合は、その枝にカイガラムシが付いていることがあります。
 
芽吹き、枝から
 衰退してくると、幹からの芽吹きが少なく、出てくる芽が次第に枝に成長しても枝が細く感じられます。花が終わった後に枝先が伸びてきますが、7月以降も伸びないようなら、樹勢はよくないと思うべきでしょう。

葉から
■葉の色
 新緑のころは明るい緑、梅雨になると濃い緑色になるのが健康な状態。真夏でも淡い緑の状態が続くようなら、肥料不足か根の病気を心配しなければなりません。健康な葉は、秋になると美しく紅葉します。
■葉の大きさ
 下の枝に着いている葉は大きくても、梢に近くなると小さくなっている場合は、根に異常がある可能性があります。特定の枝の葉だけ小さかったり、真夏に湾曲しているときは、その枝が枯れる前兆です。健康な葉は触って見ると厚ぼったく感じます。小さいことより、葉が薄い状態のほうが樹勢の心配が必要です。
■葉の量
 葉の数は多いに越したことはありません。樹の下から見上げて、空が透けて見えるようであれば、葉や枝が少ないということになります。一定の長さの枝に、何枚の葉がついているかを毎年調べておくと、樹勢回復の程度がわかってきます。
 
■落葉
 秋には順調に落葉しなければ、健康とはいえません。真冬か、春の開花時まで落葉しないで残っている場合、その枝が既に枯れているか、近いうちに枯れる前兆です。このような症状の枝には、コナカイガラの仲間がついていることが多いようです。