17)挿し木で注意することは?

 十数年、毎年通勤途中に目を楽しませてくれていた桜の木がありました。
  種類はわかりません。花が小さく、開花は他の桜より早めで、ソメイヨシノが咲きそろう頃には葉が出ている…そんな桜でした。
 今年見事に花をつけ、枝先に葉が伸びだしていたその木が、根元から切り倒されてしまいました。
 土地の所有者さんの事情があってのことだと思うのですが、分断され折られて一塊に捨てられた姿がとても痛ましく残念で、放置された中から一枝持ち帰らせて頂きました。
 園芸の心得もなく、ネットで集めた情報を元に、みようみまねで挿し木をしてみました。葉と花芽を落とし、5cm〜10cmまでの挿し穂10本ほどを鹿沼土を入れた別々のポッドに挿し、ようすを見ています。
 挿し穂の枝先に切断面がある場合は、何か薬剤を塗布すべきでしょうか?また、桜の挿し木は発根が難しいと知りました。何か、気をつけることがありますか?

水やりと遮光が必要です
 桜の挿し木はとても難しいのですが、活着する場合もあります。品種によっても活着する確率は違うようです。
 新梢が緑色から茶色に変わる時期に、しっかりとした元気な穂先を先端から約10p、清潔な接木刀などで切ります。切り取った穂先はすぐ3時間程度しっかり水を吸わせた後、新しい用土(鹿沼土小粒等)に挿してください。
 他の樹木の場合、挿し穂の枝先に切断面があってもかまわないのですが、桜の場合は雑菌に弱いようです。なるべく新梢の先端を用いてください。
 これからの季節、鹿沼土は水分の蒸発が早いので注意が必要です。1日1回は水やりをして下さい。また、逆に水の与えすぎも根腐れの原因となります。観察しながらお願いします。
 1日中強光が当たる場所は遮光が必要です。できれば朝日が当たって西日が当たらない場所で育てられ、鉢が風で倒れないように工夫をしてください。