16)新芽が出ません

 ベランダで鉢植えで桜を育てています。種から育てて4年目です。

 昨年の4月、初めて植え替えをしたのですが、葉の表面に斑点ができてしまい、残った緑の葉も表面が薄く白いコケ状に覆われて、通常より早く葉が枯れ落ちてしまいました。

 今年になっても、まだ新芽が出ず心配しています。芽の部分は茶色くなって、小さい松ボックリのようです。

 昨年はなるべく薬品も使いたくなかったのもあって、殺菌効果があるという木酢液を散布していたのですが、あまり効果は無かったようです。その後「うどんこ病」「斑点病」ではないかと思ったのですが、芽も出なくなって薬剤をまけばよいのか分かりません。幹はまだしっかりしてますが、枝は弱っているようです。

 この状態から回復させるには、どうしたら良いでしょうか?配合肥料を肥してみましたがどうでしょうか?ベランダは日当たりは良すぎるほどで、水やりがやや追いつかない状況です。

水切れが考えられます

 日当たりが良すぎて水遣りが追いつかないのであれば、高温障害や水切れが考えられます。

 ベランダなどは温度が上がりすぎて、葉焼けをおこしたり、根が焼けたりします。庭や公園などに植えられている桜は、どんなに強い日差しや、夏場の温度上昇でも、簡単には障害を起こすことはありませんが、鉢植えの場合、乾燥しやすいので注意が必要です。

 桜は一度水切れをさせると、樹勢を回復させるのが非常に難しい木です。ベランダの温度上昇を和らげるために、寒冷紗などで遮光するとよいでしょう。

 植え替えは、幼木は年に1度、成木は2〜3年に1度、一回り大きな鉢に植え替えます。植え替えの際に必ず根を確認してください。傷んだ根や、腐った根は切り取り、新しい用土で植え替えます。

 用土は水はけを良くして、適湿状態を維持できるものが良いです。赤玉土7、桐生砂2、腐葉土1の割合で用土を作ります。

 肥料は、窒素(葉の栄養)、リン酸(花や実の栄養)、カリ(根の栄養)の3要素をバランスよく施し、栄養が偏りすぎないように注意してください。特に鉢植え植物にとってカリは重要で、根を丈夫にし、結果的に健康な植物体になります。

 ただし、弱っている木に施肥するのは逆効果になります。もし与える場合は、ハイポネックスなどの 液体肥料を2000倍位に薄めて気持ち程度施します。

 桜が回復し、枝葉がある程度充実してから、本格的な施肥を行ってください。