14)葉が黄色く元気がありません
  昨年12月にソメイヨシノを植樹しました。全部で22本を山の斜面に植えたのですが、春には何本か花を咲かせたのに、8月になってからそのうちの1本の葉っぱの色が悪くなって、今その桜の全部の葉っぱがこげ茶色に変わってしまいました。その近くの3本も先から黄色くなってきて元気がありません。
 一番日当たりがよいところのものです。
 6月に肥料をあげたのですが、病気でしょうか?肥料は1度実施しただけです。 水道が近くにない環境なので水は与えていません。
土壌に問題がありそうです
 考えられる事として、土壌に問題がありそうです。木が育つ上で大切な条件は、土の硬さと透水性、そして下層地盤の排水性があげられます。
  山の斜面に植裁されたとの事ですが、粘土質の土ではなかったでしょう か?もし粘土質の土を堀りその穴に山砂等の客土を入れたとしても、水はけが悪い為、根腐れ を起こしてしまいます。
 まず、ご自身で確認して頂きたい事があります。黄色くなった桜の根が見えるまで、一部掘り返してみて、細かい根が出てきているかどうか確認して下さい。細根が出ていない、または少しの場合、桜はとても弱っています。
 水はけが良いか悪いかは容易に判断できます。植裁した場所の近くにスコップで、直径15p、深さは植裁した桜と同じだけ堀ります。夕方その穴に水を流し入れ、翌朝残っているようであれば、水はけが悪いと思われます。
 このような場合の対策として下層地盤に、斜面に対し垂直にパイプ等で暗渠排水を取り、溜まった雨水が斜面に流れるような環境を作る事をお勧めします。
 この他にも、いままでお話した事とは逆で、砂のように水はけが良く保水性が無い土壌である為の水枯れ、カミキリ虫の幼虫などの潜穴性害虫による被害…など原因はいろいろ考えられます。
いろいろな原因が考えられます

 気候や立地条件により様々な原因が考えられます。

 桜の葉が茶色に変色した木は、8割以上が枯れています。枝の付け根もしくは、中間のところをハサミで切って、緑色の部分があれば木は生きています( 茶色く木質化している場合は枯れています)。もし緑色であれば、すぐに肥料(油粕、牛糞、ビール、酒etc)を施してください。
  葉が黄色に変色した原因は、夏の水不足です。これも枝を中間をハサミで切ってみてください。緑色をしていれば復活してきますので、すぐに肥料を施してください。
  桜を移植して真の元気がでるまでは、3年程度かかります。その期間、水やり、肥料、消毒等を実施してください。
 水不足の立地条件とのことですから、根元にマルチング(ワラやむしろを敷き水分の蒸発を防ぐこと)をするとよいでしょう。
  桜を植える間隔は8m位が適当です。枝が混んでくれば、落葉後または花後に不要な枝を剪定してあげてください。その際、枝の切り口にトップジンMペ−ストなどの殺菌剤入り癒合剤を塗ります。