4)桜の枝が折れてしまいました
 夜〜朝にかけて雪が多少降ったので、翌朝雪かきをしていると家の敷地内にある桜の枝が折れてしまっているのを見つけました。かなり太い枝でしたので、その断面はサッカーボールくらいありました。
 枝が折れるほどの積雪ではなかったので、折れてしまったことに驚きもしましたがかなりショックでした。
 「桜は痛みやすいので、ヘタをすると枯れるかもしれない。」と家人が言っていましたので、 桜を枯れさせない良い知恵はないでしょうか?
切り口の処理が大切です
  風雪害などで折れた枝を放置しておくと、傷口から腐朽菌(菌体が糸状をした生物)が進入し材を腐らせ、いずれ枯死に到ります。桜は腐朽菌に対して抵抗力の弱い樹種です。断面がサッカ−ボ−ルほどもあるのであれば、早急な処置が必要です。

 太い枝の場合、枝を中途半端に残さず、幹の根元まで切り落とす必要があります。ノコギリを使って2段階で切り離します。一度で切断しようとすると、枝の重さで負荷がかかり過ぎて、幹が裂けてしまうおそれがあるからです。

 切り口は、金ブラシなどを用いて丁寧に水洗いをし、乾燥してから殺菌剤(ベンレ−トなど)を塗ります。さらに乾燥させてから、殺菌剤入り癒合剤のトップジンMペ−ストをハケでたっぷりと塗ってください。この上に、人工樹皮のラックバルサンを塗るとさらに効果があります。
  この際、桜の根元周辺を数カ所、根が見えるまで深めに堀り、完熟堆肥と木炭屑を混ぜ合わせたものを入れ埋め戻します。この土壌改良を同時に行うと、細根の発生をうながし、太い枝を切って樹勢の落ちた桜の回復を図ることができます。