黒部のまちづくり

3,000本の桜植樹

 サクラワークショップは97年(平成9年)から桜の植樹を始めました。これまでに市内8個所で3,000本の桜を植えました。

 桜は50−60年の寿命しかないソメイヨシノではなく、数百年の命を持つエドヒガンを植えています。地元の自然に詳しい元富山大教授の長井真隆先生と相談しながら、風土に一番合った桜を選んでもらっています。

 苗木を植えるのは、毎年、市内全10校の小学6年生です。いつまでも故郷への愛着を忘れないでいてほしいという願いを込め、1人1本づつを、卒業記念の「ぼくの木、わたしの木」として植えています。植樹には親や地元のボランティアも大勢参加し、子供たちに協力しています。

 また、植樹には多くの地元企業も協力しています。植樹をスムーズに行うため、あらかじめ穴を掘っておく作業は、建設業組合が担当。当日は造園業組合が技術指導を行います。児童らの会場への移動は、市役所や市内の企業、ホテルがバスを提供しています。

 サクラワークショップでは、「サクラパトロール隊」を結成し、倒れたり枯れたりしたサクラの手入れ、病害虫に食い荒らされないための消毒液散布などを行っています。

 
植樹場所
 

県内外からの多くの参加者

美浜町のみなさん

関西黒部会の記念植樹

 私たちの桜いっぱい運動の話を聞いて、県内外から多くの人が桜の植樹に参加してくれました。

 植樹のメーン会場の一つである新川育成牧場は、黒部市だけでなく隣接する魚津市、宇奈月町とまたがっていますが、宇奈月町の浦山小学校から「一緒に植樹をしたい」と申し出があり、2回目から一緒に植樹をしています。
 原子力発電で知られる福井県美浜町からは、「美浜町まちづくり懇話会」のメンバーもやってきました。

 2000年(平成12年)には、黒部地区出身者で組織する関西黒部会が、創立40周年の記念事業として記念植樹を行いました。「自分たちも故郷に桜を植えたい。黒部に恩返しをしたい」という温かい心は、黒部を美しく彩 っています。


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