エッセイ私と桜
 

我が家の桜

 
自治体学会会員
 雄一
 

市役所財政課勤務。実直な越さんの趣味は経済誌の購読と、いろいろな銘柄のビールの飲み比べだそうで、奥さんとお子さんとの時間をとても大切にされています。咲きほこる桜の中に、素敵な親子の絆が写ったツーショットです。

  我が家の裏庭の四隅に、植えて8年になる桜の木がある。

 まちづくり協議会が発足した際、講演会の参加記念に配布された桜の苗木を植え、数年前から花を咲かせている。

 当初植えることに抵抗していた家族も、毎年「桜が咲いているぞ!」と報告してくれる。

 そこそこ信頼がおける占いでは、我が家の木は、「桜」であるとのこと。それを知って以来、いつかは我が家の庭に桜を植えようと思い続けてきた。

 その夢(?)が、奇しくもまちづくり協議会のイベント参加の結果叶ったのである。

 植えてあるところは、市道十字路近くで、我が家の墓の横に垣根を挟んだ裏庭である。今はまだ背丈が低いものの、もう少し成長すれば、市道を通る人や墓地の近くで立ち話をする近所の人からも見えるだろう。墓内で眠る祖先にも桜を見てもらえる。

 人が通るところに植えた桜だが、桜のあるところに人が集まり、コミュニケーションができ、和む会話が弾むようになれば、植えた甲斐があるものだ。

 今年3歳のひとり娘が、「私のおとうさんが植えた桜」と自信を持って言える日が来ることをささやかながら望みたい。   
 

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