エッセイ私と桜
 

ちょっと贅沢な一人のお花見散歩

 

ラジオ・ミュー パーソナリティ

吉田 智美
 

新川広域圏2市3町を結ぶ、ラジオ・ミューのパーソナリティとして活躍中の吉田さん。子供さんと一緒に見上げた空ももちろん素敵ですが、1人で訪れて初めて見えたいつもと違う風景も格別だったことでしょう。これからも、いろいろな視点から番組でお話を聞かせて欲しいですね。

  今年のお花見は3箇所のスポットにでかけました。

 1箇所目は、富山市の松川べり。夫と2歳の息子の3人で…。

 2箇所目は、近所の 魚津市総合公園内。ここは散り始めのころ、息子と2人で行って花びら舞う中を歩きました。子供と同じ目線で桜樹を見上げると、空が広く感じられるので不思議です。

 そして3箇所目は、黒部の宮野運動公園。桜の開花状況をお花見期間中、電話でお聞きしてお世話になっていた事務局のみなさんにごあいさつした後に、満開の公園内を散策しました。平日の午後でしたが、お孫さんをつれたおばあちゃん、お花見弁当をひろげるグループなどで、にぎわっていました。

 ソメイヨシノのトンネルの下、すれ違う人はみんな屈託のない笑顔。

 家族や息子と一緒のお花見も楽しいけれど、一人のきままなお花見散歩もいいなぁと実感しました。

 かわいい女の子が取りそこなったボールを返してあげたりして、ちょっとボール投げにつきあうのも、自然にできたり、途中で出会ったお好み焼き屋のおかみさんとおしゃべりする余裕もあったり…。

 芝生広場にいくと、前から飼ってみたいと思っている賢そうな柴犬が私の方に走りよってきたり。遊んでいる子供や動物、そしてうれしそうに桜を眺める人たち。

 「幸せを1枚の絵に表すとしたら、こんなシーンなのでは‥」と思える光景の連続でした。普段の生活のなかに、スッと組み込むことができる一人のお花見散歩。

 たとえ、わずかな時間で、同じお花見名所だったとしても、時間、天気によって、風景も、人も、動きを変えると思うので、きっと毎年飽きることがないと思います。

 来年の春も、1回だけでもいいから、ちょっと贅沢な一人のお花見散歩を楽しみたいと思います。 
 

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