エッセイ私と桜
 

ソー公園の桜

 

西洋絵付け・ペインター

山内 紀子

パリで西洋絵付けを学び、帰国後ご自宅で「絵付けを楽しむ会」を開いている山内さん。

咲き乱れる桜のお皿‥きっと素敵でしょうねぇ。

≪山内さんの作品です≫ 
   昨年夏、私は初めて黒部市を訪れました。パリに住んでいた頃に知り合った友人主催の展示会に友情出展して欲しいとのお誘いを受けたからです。東京から車で3つの高速道路を経由して黒部市に入り、展示会場を目指しました。すると、高台にフランスの田舎風の素敵なレストランが現れたのです。
 その時私は、パリのソー公園の事を思い出しました。パリ市内からRER と言う郊外電車に乗って南に20分程行った所にその公園はあります。そこには、桜が沢山植わっており、パリ在住の日本人にとって春には花見の名所となります。薩摩治郎八から送られたと言う八重桜は、日本で見るはかない風情の染井吉野とは違うけど、桜好きな日本人には唯一日本の春を思い出させてくれる場所なのです
。また、公園内には周囲を緑に囲まれた一角に小さなカフェがあり、そこで桜が咲き乱れる様は、なかなか素晴らしいものでした。
 黒部でのレストランには、桜は咲いてはいませんでしたが、桜の季節になれば、あの辺りはどんな景色に変化するのでしょうか?是非又訪れてみたいと思いました。そして、その時は真っ白いお皿に桜を一杯に描いてみたいものです。
 

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