エッセイ私と桜
 

日本の桜

 

フラワー&テーブルコーディネーター

吉川 昌子

ヨーロッパから帰国後、フラワー&テーブルコーディネーターとして活躍中の吉川さん。

これからもお花を通して、素敵な夢を

みなさんに見せて欲しいですね。

≪吉川さんの作品です≫

  帰国してすぐ主人と一緒に京都平安神宮の桜を観に行った。 久しぶりの日本の桜、満開の桜は花の重みで低くしだれ、そのうち風が出てくると一瞬のうちに目の前が見えないほどの花吹雪になった。私の大好きな桜が一番綺麗だと思う瞬間。

 数年間、ヨーロッパの国々を点々としていた私たちにとってはこの色も形も香りさえも儚く、とらえどころのない日本の桜がとても懐かしかった。

もちろんオランダ、フランスをはじめ、桜が無いところはないが、たいていは花吹雪とは無縁の花くびから「ポトッ」と落ちる八重桜。日本に帰るのだったら絶対春の桜の季節と決めていた。

 黒部にもとても美しい桜があった。 それは雪に覆われた山を背景に海をも見渡せる宮野山の桜。私はすばらしい所に住むことになったのかもしれない。

あれから6年、今こうして「私と桜」というエッセイを書いている。

 ここで今までやってきたフラワーアレンジメント、テーブルコーディネイトを通して数多くの事を学び、たくさんのステキな人たちに出会えた。

そしていろいろな夢を持ち実現させることができうるだけのスタッフや友人に囲まれていることに感謝しつつ、明日に向かって歩いていきたい。
 

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