2001年12月20日

 
「平和のシンボルとしての桜」
黒部まちづくり協議会 会長(YKK社長) 吉田 忠裕
 

吉田会長とメーコンサクラ祭り実行委員会事務局長 ・クレイトン女史

 皆さんは桜と聞いて何を想い浮かべるだろうか。
 富山県黒部市と姉妹都市の米国ジョージア州メーコン市では、全米一の桜を誇ると共に、メーコン桜祭りを北米有数のイベントに成長させた。その桜祭りには、LOVE・BEAUTY・INTERNATIONAL FRIENDSHIP(愛・美・国際友情)とサブタイトルが付けられている。その昔、名も知らずに自生する吉野桜を愛したメーコンの人々、そして桜の美しさやそのオリジンが日本であることに、因んでいる。如何にもアメリカらしいサブタイトルだが、日本の桜が立派に親善使節の役目を果 たしている。
 2001年9月、ニューヨークに起こった事件は世界に衝撃を与えた。民族を問わず人類にとって、安全とは何か、平和とは何か、を改めて問いかけている。今ほど安全や平和に対するメッセージを必要とする時はない。安全には人の知恵で、平和には人の心で、解決を図ろう。その平和のメッセージを桜に託したい。
 平和のシンボルとしての桜。国際社会で桜がそんな受けとめ方をされたら素敵だろう。桜の持つ”優しさ”と”美しさ”・・・人々は待ち望む春の訪れを桜の蕾に感じとり、満開の桜色が景色を一変させ、あの潔くも美しい桜の散り方に季節の転換を確信する。新しい春の訪れで1年の平和を喜び合う。そんな桜祭りが世界に拡がる時、我々は”心”の中で平和を共感するだろう。桜に”平和”のイメージを強調しようではないか。