エッセイ私と桜
 

神通堤防の桜

 
高志山の会  顧問
井上 晃
 

昭和44年、富山ヒマラヤ登山隊メンバーとして、ネパールの処女峰グルジャ・ヒマール(7193m)に初登頂。5年後には、富山県山岳連盟シルクロード踏査隊の隊長として活躍された井上さん。現在も海外をはじめ、県内外の山歩きを楽しまれます。

立山連峰と塩の千本桜
 私たちが花といえば「桜」をさすほど、この花は日本人に親しまれている。長い冬が過ぎて、ようやく暖かい春の季節を迎えると、九州から順々に桜前線が北上してきて、私たちは一喜一憂しながら開花を待ちわびている。

 富山市 内で桜の名所といえば、まず富山城址と松川べりがあげられる。 4 月上旬の満開の頃には、全国的に有名なチンドンコンクールが開催されて「笑いとサクラ」に 富山市 内は多くの人でにぎわうのが毎年の花見シーズンである。また、私が住む市内西部の呉羽山丘陵もソメイヨシノの樹木がかなりあって花見客で結構にぎわうのである。

 今年、4月はじめ、八尾町黒田の淨立寺で開かれていた「椿展」を見ての帰りに、大沢野町方面へ出たところ、神通川堤防に満開近い桜並木があるのにおどろいた。

 私は、これまで知らなかったが、八尾町西神通川桜堤(700本)「塩の千本桜」というサクラ名所だそうだ。

 この日は、くもり空で天候もよくなかったので帰ったが、写真好きな私は天気がよくなった翌日、カメラを持って再び出かけた。桜並木越しに望む白銀の立山連峰や剣岳は素晴らしい眺め。私は桜と山を入れて、ゆっくりとシャッターを切った。

 天候も良く、花も満開近いが、この日の花見客は平日とはいえ少なかった。やはり 富山市 から少し離れているからだろうか、それとも、まだPRが十分行き届いていないからだろうか…と思った。 
 

トップページへ戻る