エッセイ私と桜
 

桜に魅せられて

 
さ く ら 守  
八木 秀治
 
桜について分からないことがあれば、まずは我らがさくら守へ!サクラWSの頼れる存在の八木さん。子供から年配の方まで、誰もが気軽に立ち寄るお店「花と熱帯魚」を経営しておられます。
  今年の桜の季節には、宮野山や新川牧場周辺でオクチョウジザクラやヤマザクラを、宇奈月ダム付近ではオオヤマザクラを観察し、サクラワークショップのメンバーと共に高岡古城公園、氷見余川古寺の桜、城端向野のエドヒガン、庄川水記念公園の桜を訪ねました。また、朝日町 の舟川べり、明日の法福寺、浦山の鶏野神社、吉峰の林業試験場樹木園、 富山市 の松川や磯部、呉羽山なども立ち寄り、墓の木公園付近では遠目にピンクの美しい桜の何本かを近くまで行って確かめると、それぞれがエドヒガンザクラのかなり立派な大木だったことに感激しました。

 さらに、サクラワークショップのメンバーと共に新川牧場の桜の手入れをし、黒瀬川の桜堤を愛する会のメンバーとシダレザクラの手入れをし、さくら守に関して富山、北日本、読売の各新聞、富山テレビの取材を受け、三日市まちまわりでは郷土史家の八木均氏の補助役として、三日市のいろんな桜について説明したりなどと、大変忙しい、そして充実した季節を過ごしました。

 今はまた、僧ケ岳や弥陀ヶ原のタカネザクラは、どんな様子かなと気になっている今日この頃です。

 昨年の秋「さくら守養成講座」を受講させていただいたおかげで、今年の春新聞やテレビから取材を受け、その中で「なぜ桜にそんなに心を惹かれるのか?」と聞かれましたが、その都度適当に答えてしまったように思い、桜の季節も終わり少し落ち着いたところであらためて考えてみました。

 以前は、桜(多分、ソメイヨシノ)は派手すぎてあまり好きでないと思っていた時期もあったように思いますが、野生の桜に少し興味を感じ調べ始めたところ、ヤマザクラやオクチョウジザクラには一本一本個性があることが分かり、また、エドヒガンザクラの識別ができるようになった頃には、いろんな桜にそれぞれ魅力を感じるようになり、桜にはまっていったように思います。

 春早く、山道のかたわらに咲くオクチョウジザクラは、幼い子供のような可愛らしさがあり、ピンク色のコヒガンザクラやエドヒガンザクラは少女の愛らしさ、ソメイヨシノには20歳前後の若々しい女性の華やかな美しさを感じます。また、花の色と若葉の色が微妙にとけ合い、一本一本に個性があるヤマザクラには落ち着いた大人の女性の魅力が感じられ、艶やかなヤエザクラには着飾った女性の美しさがあるように思います。

 いろんな桜を知れば知るほど益々桜に心を奪われていくようです。ちなみに私が今一番心を惹かれる桜は、山の斜面の様々な樹木の梢の中に所々ほのぼのとした感じで咲くヤマザクラです。   
 

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