エッセイ私と桜
 

桜の花を愛でる

 

英語通訳者  

海老塚 寛子

 

日本で5指に入る英語の通訳者で、ビル・ゲイツ氏の通訳もつとめられた海老塚さん。

全ての人の心が平和を願う桜の橋でつながるといいですね。

  私は、アメリカ生まれで今は日本国籍ですが、心はアメリカ人です。

   子供の頃、ワシントンDCのポトマック河畔の桜並木の中を両親と歩いた記憶があります。

 当時は、日本から送られ、桜の花を愛でる情緒の共有で両国の人々の心が近づけられていると父に聞かされました。

 こうした情緒の共有を通じて日米友好のドラマには着実に広がり訪れる人々はもちろんのこと、メディアを通してみる人々の心をも豊かな潤いのあるものとしています。

 私の父は、東京の向島育ちで、そこをヒントに桜が送られたことが嬉しかったのかもしれません。

 第二次大戦という不幸を通ったものの、この桜の花の愛好家らは、このようなエピソードを忘れず伝えてくれています。

 日本と米国に桜の架け橋を渡した親日家の女性ジャーナリスト、シドモア女史が提案し実現した桜を見た私は、会議通訳、同時通訳という仕事を通じて少しでも両国の架け橋となれば、と思っています。
 

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