エッセイ私と桜
 

愛宕山の桜

 

弁護士

中陳 秀夫

東京弁護士会副会長も務められた、東京テミス法律事務所代表の中陳さん。思い出深い愛宕山での花見が年中行事になっているといいます。まち協に夢のある提案をしてくださいました。
 私は弁護士になって東京愛宕山のふもとにある愛宕山弁護士ビルに事務所を持ちました。
 愛宕山は、東京では東の上野山に対し、西に位置する小高い山で、古くから東京の桜の名所として知られています。木の数は少ないが、見事なソメイヨシノの大木がびっしり植わり、桜の季節はふもとから山の上まで桜で、まさに桜一色になります。
 愛宕山は、桜田門外の変の時、桜田門から登城する井伊大老を暗殺するため、水戸浪士が集合した場所です。また、曲垣平九郎が馬で駆けのぼったことでも有名です。
 私は新年の初出勤の日の初参りは愛宕山と決め、曲垣平九郎が馬で駆けのぼった急な階段を一歩一歩踏みしめ「男坂」をのぼり、山上にある愛宕山神社に初参りします。
 桜の季節は山の上にある「菜根」という中華料理屋で酒盛りをして、桜を愛でるのを年中行事にしています。
 愛宕山には、17〜18年いて、近くの虎ノ門に移りましたが、今の事務所も近いので桜の季節には一度は愛宕山にのぼり、夜は夜桜を見ながら一杯飲むことを楽しみにしています。愛宕山の桜は私の若き夢多き時代に元気をくれ、心和やかにしてくれました。
 来年の桜の季節には、また行ってみよう、そしてあの中華料理のおかみさんの顔も見に・・・。
 黒部まちづくり協議会が市内に桜の木を1万本植える計画をしていることを聞き、大変すばらしく思い、喝采を送ります。1万本と言わず、37,000人の人口の数の桜の木を植えたらいかがですか。

 黒部市がもと桜井町であったこと、私たちが卒業した高校が桜井高校であったことにちなんで、黒部市が桜のまちになることを楽しみにしています。 


 

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